2024年12月19日以降、ガソリン補助金の縮小による影響で、ガソリン価格が急騰しています。
これにより、年末年始で約10円の値上げが発生しました。
補助金が全面廃止される予定で、国民の負担が一層増大すると思われます。
なぜ高くなる?
背景
- ガソリン補助金
- 2020年1月から導入された暫定的な措置で、原油価格高騰による負担を軽減します。
- ウクライナ・ロシア問題などを背景に延長され続けが、2024年11月に補助金縮小を決定。
- 60%→30%に検討。2025年1月16日に完全廃止予定。
- 値上げの推移
- 2024年12月19日:1リットルあたり約5円の値上げ。
- 2025年1月16日:さらに約5円の値上げで合計10円上がる
現在のガソリン価格(2024年12月23日時点の全国平均)
- 正規ガソリン:180.6/ℓ
- ハイオクガソリン:191.4/ℓ
- 軽油:160.3/ℓ
(7週間連続価格上昇)
国際的な背景
- 国際的には補助金が「脱酸素」の妨げになるとされており、主要7か国のほとんどはすでに補助金を打ち切り
- 日本政府も補助金を段階的に縮小していくことを閣議決定
ガソリン減税による価格調整
ガソリンの補助金がなくなって価格が上昇するなかで、政府も一応対策はしようとしているみたいです
それがガソリン減税です
ガソリンの価格には「本体価格+ガソリン税(本則税率+暫定税率+石油石炭税)+消費税」という構成になっています。
本則税率は1リットルあたり28.7円
暫定税率は1リットルあたり25.1円かけられています
この暫定税率とは1974年にインフラ整備のために導入されたものが現在は一般財源化され残っています
この暫定税率は「理不尽な税金」と言われており、廃止を求める声が多く上がっていました
暫定税率が廃止されると1リットルあたり25.1円安くなることになります
安くなれば家計の負担も軽減されますし、物流コストが下がれば商品も安くなるのではと予想されます
個人的な感想
ガソリンの価格は生活における大事なポイントだと思います
政府は国際的なメンツだけを気にして国民のことを無視しているようにも思えます
暫定税率を廃止というのもなぜ今まで廃止されずにあるのか疑問に残ります
しかも廃止と明言されたのですが、「引き続き関係者間で誠実に協議を進める」とも明記されているので、
実現するのは早くて2025年後半もしくは2026年になると予想されます
国民の負担が増え続けるなか、政府はこれからどういった対策をとっていくのでしょうか?
今後の動きに注目していきたいと思います